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セキュリティアーキテクチャ

セキュリティは機能ではなく、構造です

納税者データを扱うシステムは「気をつけて使う」だけでは足りません。TaxPinの保護機能はアプリケーションコードではなくデータベース層で強制されます。オン・オフできるオプションではなく、迂回できない構造です。

暗号化事務所ごとの分離2段階認証監査ログコンプライアンス

中核となる保護機能

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通信時・保存時の暗号化

すべての書類はTLSで送受信され、AES-256で暗号化して保存されます(鍵はインフラ提供事業者が管理)。データベースもストレージも保存時に暗号化され、ファイルへのアクセスは事務所ごとの行レベルセキュリティと期限付きの署名付きリンクで制御されます。

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AIと機微なデータ

W-2・1099・身分証などの税務書類はAWS Textractで読み取ります。ファイルは処理のために直接送られ、当社のAWSアカウントには保存されません。また、そのAWSアカウントは、AWSが顧客コンテンツをAIサービスの開発・改善に利用することをオプトアウトしています。明細の解析・通知書の読み取り・下書き作成のためにテキストをClaude(Anthropic API)へ送る際は、SSNは完全にマスクされ、長い口座番号は事前に下4桁のみに切り詰められます。書類から読み取ったSSNとTINはAES-256-GCMで封印され、マスクされた形でのみ表示され、2段階の確認を経た場合にのみ全体が表示され、その際は監査記録が残ります。

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遠隔署名のための本人確認(KBA)

事務所が遠隔でのForm 8879署名に本人確認(KBA)を有効にした場合に限り、提携事業者BoldSignのウィンドウが開きます。お客様はそこで信用記録に基づく質問に答えて署名し、BoldSignは署名者の氏名・メールアドレス・署名対象の書類を受け取ります。回答はTaxPinのサーバーを経由せず、当社は合否の結果と確認記録のみを保持します。3回失敗すると、署名は対面またはペーパーでの手続きに切り替わります。

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アップロードファイルのクリーニングとウイルススキャン

お客様がアップロードした写真やPDFは、サーバーで新しいファイルとして再保存されます。写真からは位置情報と端末情報が、PDFからはJavaScript・添付ファイル・開いたときに実行されるアクションが取り除かれます。クリーニング後の結果が元と異なって見える場合は、元のファイルが保持されます。その後、すべてのファイル(事務所が送ったファイルを含む)はAWS GuardDutyでウイルススキャンされ、事務所が送ったファイルはスキャン完了後にのみお客様に表示されます。脅威が見つかった場合、ファイルは隔離され、通知ページのみが残り、事務所に通知されます。

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事務所の完全な分離(RLS)

マルチテナントの分離は、アプリケーションコードではなくPostgreSQLの行レベルセキュリティによって強制されます。すべてのテーブルに対するすべてのクエリが事務所の範囲に限定されるため、他の事務所のデータはそもそも返されません。読み取りだけでなく、書き込み(INSERT/UPDATE)も事務所↔お客様の関係に紐づけられています。

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期限付きの署名付きリンク

恒久的な公開URLは存在しません。すべての閲覧とダウンロードは数分で期限切れになる署名付きリンクを通して行われ、ストレージのパスは事務所とお客様の両方のセグメントで検証されます。

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2段階認証(MFA · aal2)

認証アプリによるMFAは、作成者とお客様の双方が利用できます。重要なのはUIではなくデータベースです。要素を登録した時点でデータベースがaal2セッションを要求するため、パスワードだけではどのデータにも到達できません。

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改ざん不能な監査ログ

アップロード・ダウンロード・削除・プロフィール変更・チーム変更・同意の変更・内部メモはすべて自動的に記録されます。ログは追記専用で、アプリケーションから編集や消去はできません。

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自動サインアウト

30分間操作がないとセッションは終了します。共用や公共のコンピューターに何も残りません。

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メールに書類を添付しない

通知メールには添付ファイルは一切含まれず、「ポータルをご確認ください」とだけ伝えます。受信トレイが侵害されても書類は漏れません。

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通信セキュリティヘッダー

Content-Security-Policy・HSTS・X-Frame-Options(クリックジャッキング対策)・nosniffがすべてのルートに適用されます。サーバー専用の秘密情報(サービスキー・SMTP・SMSトークン)がブラウザに送られることはありません。

一つの書類がたどる道

1

アップロード

お客様が写真を撮ると、ブラウザがTLSで送信します。ファイルの種類とサイズ(25MB)が検証され、ストレージのパスはそのお客様と事務所に紐づけられます。

2

暗号化保存

AES-256で保存されます。公開URLは一切作られません。

3

通知

作成者に「新しい書類」の通知が届きます。添付はなく、ポータルへのリンクのみです。

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アクセス

権限のあるユーザーだけが、数分で期限切れになる署名付きリンクから開きます。閲覧とダウンロードは監査ログに記録されます。

5

削除

削除すると双方から消え、削除そのものも監査ログに記録されます。

誰が何を見られるか

作成者(事務所メンバー)自分の事務所のお客様・書類・依頼のみ。他の事務所のデータにはアクセスできません。チーム管理はオーナーのみ可能です。
お客様(納税者)自分自身の書類・依頼・プロフィールのみ。同じ事務所の他のお客様は見えません。
内部メモ作成者専用。別テーブルに分離され、お客様に公開されることはありません。
プラットフォーム(TaxPin)事務所の作成やトライアル承認などの運用機能は、別の管理者ロールの背後に分離されています。通常のアカウントからはアクセスできません。

コンプライアンス体制

米国の税務データ規制が求める統制にTaxPinがどう対応しているか。

✓ IRS Publication 4557

納税者データの保護に関する税務専門家向けIRSガイド。本システムは、暗号化・多要素認証・アクセス制御・自動ロックアウト・アクセス記録という中核的な要件を支えています。

✓ FTC Safeguards Rule (16 CFR Part 314)

アクセス制御・暗号化・多要素認証・活動監視・変更管理を要求します。RLSによるアクセス制御、通信時・保存時の暗号化、MFA、監査ログで対応しています。

✓ GLBAプライバシー通知

当社のプライバシーポリシーにはGLBAプライバシー通知が含まれています。

✓ WISPの支援

TaxPinは事務所の文書化された情報セキュリティ計画(WISP)の技術的統制(暗号化・アクセス制御・MFA・ログ)をカバーし、貴事務所の計画策定を支援します。

正直な境界線 — 責任の分担

インフラTaxPinはSOC 2対応のクラウドインフラ(マネージドデータベースとデプロイプラットフォーム)上で動作します。物理的セキュリティ・ネットワーク・可用性は、各提供事業者の認証済み統制に従います。
セキュリティ検証内部の攻撃者視点レビューと外部評価(WebEASM AEGISonar)を組み合わせています。手法・範囲・シナリオについては、リソース内の「内部セキュリティ監査」「外部セキュリティ監査」ページをご覧ください。
お客様側の役割MFAの登録、強固なパスワードの使用、リンクの慎重な取り扱い(招待・依頼リンクを信頼できる人だけに共有する)は、事務所とお客様の責任です。システムはこれらを支援しますが、代わりにはなれません。

セキュリティに関するご質問やデューデリジェンス資料が必要な場合は、いつでもご連絡ください。